• よしだ きみまろ
  • 〜絵本作家になるまで〜

     少年時代、漫画家の「梅田栄太郎」先生と知り合いました。先生はご自分の作品を出版社に売り込むと同時に、親友の作品や僕の未熟な作品も、報酬など受け取ることなく売り込んでくれました。そのおかげで僕の家族の家計は支えられていました。

     先生の親友「武良しげる」が先生を「ねずみ男」に仕立ててマンガに登場させ、一気にマンガの人気を向上させて人気者になりました。僕は怒っていましたが先生は笑っていました。旧姓「武良しげる」がのちの「水木しげる」でした。

     僕の父は詩を書いていて、詩人「千家元麿」に夢中で、元麿の同人詩集に詩を載せていました。キリストの御足に接吻したように元麿の御足に接吻したそうで、同人仲間では有名な話だったそうです。僕が生まれたとき元麿の「麿」を戴き、僕の名を(きみまろ)「公麿」と定めたそうです。

     僕には二人の先生がいます。愛情深くいつも二人で歩いた道、漫画家「梅田栄太郎」先生。もう一人は童画家の「センバ太郎」先生。先生が描かれた本を戴いたりしました。ああ…絵本の道が僕を待っている…。

  • しんぶんしでつくろう①

  • しんぶんしでつくろう②

  • しんぶんしでつくろう③

  • しんぶんしでつくろう④

  • しんぶんしでつくろう⑤

  • やさいでぺったん①

  • やさいでぺったん②

  • やさいでぺったん③

  • やさいでぺったん④

  • やさいでぺったん⑤

  • しょうぼうし のりくん①

  • しょうぼうし のりくん②

  • しょうぼうし のりくん③

  • しょうぼうし のりくん④

  • しょうぼうし のりくん⑤

  • としくんのおおまっかちん①

  • としくんのおおまっかちん②

  • としくんのおおまっかちん③

  • としくんのおおまっかちん④

  • としくんのおおまっかちん⑤